<花粉症>冷えが溜まると花粉症になる??原因と緩和する方法について

 
<花粉症>冷えが溜まると花粉症になる??
 
 
早いものでもうすぐ3月! 
 
春が訪れ、ぽかぽか暖かくなってきてお花見を楽しむ季節も近づいていますが、 
 
花粉症の方にとっては、そろそろ花粉を感じ始めるころではないでしょうか・・・ 
 
くしゃみや鼻水、目のかゆみ、そして鼻づまりが酷くて
においも味も分からないなど不快な気持ちになりますよね。
 
 
 今回は花粉症になる原因(花粉のせいじゃなくて自分のせい?!)と対処方法について
 
漢方の先生にお聞きしました。
 
 
 
 
◎原因と緩和する方法について
 
東洋医学で言う「花粉症」の捉え方 東洋医学では、花粉症は花粉との関係を重視しません。 
 このようなことをいうと何かと語弊があるかもしれませんが、
花粉症を異物として認識してしまう体質に原因があるというのが東洋医学的な考えです。
というわけで今回は東洋医学的に上手な花粉症との付き合い方を皆さんにご紹介したいと思います。 
 花粉症の主な症状は人の呼吸システムに現れます。
典型的な症状は「鼻水と涙」で 多くの人は花粉症は花粉の成分によって引き起こされると考えています。 
しかし中医学(中国でいう漢方医学です)では花粉症の治療において花粉などの外因には関心がなく、
 患者自身の体質である内因を重視し、個人の体質に目を向けます。 
 つまり、皆が花粉を含んだ空気を同じように呼吸していますので、なぜ花粉症がある人と無い人がいるのでしょうか?
ということです。
 花粉症を東洋医学的に解説しますと、
正気(病気に対する人体の抵抗力のこと)が足りなくて、
邪気(花粉やPM2.5など病気の原因になる好ましくない存在)が外部から侵入したと考えます。
 中医学では、正常な気候変化を六気といい、
過不足や季節にそぐわず、異常なものを六淫といいます。
 春は風、夏は暑と湿、秋は燥、冬は寒というように、 六気にはそれぞれ対応する季節があり、
暑いのが正常な夏でも酷暑になったり、反対に冷夏になったりすると、
人体に影響して病を引き起こす原因となるのです。 
 だから中医師は、花粉症は冬の間の養生法が適当でないために、風邪(ここでは花粉)に付け込まれたと考えます。 
春になると、陽気が発生し、外部の陽気の発生と内部の陽気の発生の両方を含んでいます。
 そしてこれらの陽気は体の中の風邪を体外に追い出そうとしています。 
ですから、花粉症を正気が邪気を追い払うという表現として考えています。
 風邪による発熱があるように、それを止めるべきではなく、
寒さ(冷え)を体外に逃がすようにしてこそ、アレルギーは根本から治すことができるのです。 
冷えは万病の元・・といいますが寒い冬の時期に不養生をし、
冷えやすい体質であるにも関わらず好ましくない生活習慣を送ることは
病気を自ら招き寄せているようなものなのです。 
花粉症になる要因と対処法
 
 それではこの花粉症の症状や身体の不調の原因は一体何なのでしょうか? 
 まず先ほども申し上げましたように飲食が不適切なことがあげられます。
 最近では多くの方が冷たい飲み物を好みます。 
その結果、冷たい飲み物を多く飲むと、まず胃の感覚を喪失させ満腹感が分かりにくくなります。
 そうするとついつい食べ過ぎてしまい体内に邪(身体にとって好ましくないもの)が現れ不調や肥満症の原因になります。 
 また冷たい飲み物を飲むのは寒さを体内に入れるのと同じ意味で胃を氷の袋に変えます。 
そして胃の寒さは食道を通して気管、肺に影響し、呼吸システムの気血循環機能が衰退し、
陽気不足から大量の痰を体内や気管の中に残します。 
 つまり身体が、春の陽気と相まってこれらの粘液や粘痰といった好ましくないものを体外に排除したくて
花粉症を誘発したといえます。 
 このように冷たい飲み物を飲みすぎると、冷たい痰が大量に体内へ溜まり原因となり、
痰は体内に溜まり気管や花粘膜の中に残り、咳や鼻水、鼻づまりの原因になるのです。
 以上のことより花粉症の原因を知ると、日々の養生や予防がいかに大切なことが分かって頂けると思います。 
 実際の臨床で漢方薬を扱う中医師は、
花粉症を治療する際に何種類もの辛味の性質のある生薬や処方を使って、体内の寒邪や風邪を発散させて治療します。 
実際に漢方では体内の寒気を発散する生薬である辛夷、麻黄、桂枝、細辛などをよく使います。
・ 辛夷⇒主に鼻詰まりや頭がスッキリしないなど上部の詰まったような症状によく使います。 
・麻黄⇒葛根湯などに入っており、身体を温め、発汗させる作用があります。
・ 桂枝⇒刺激性があり身体を暖ため、気を落ち着かせます。洋名をシナモンといいます。 
・細辛⇒肺の気を巡らせ、鼻の通りを良くしたり、歯や頭の痛みを和らげます。味は刺激的です。 
 イメージとしてはこれらの辛温、辛熱の生薬が身体の中の冷たい痰を溶かすような感じで、
 例えばシナモン(桂皮)、生姜などを使ってお茶やスープに黒糖や三温糖を加えて飲むと非常に効果的です。 
 これなら家庭でも簡単に実践できますよね。
 冷たい食べ物や飲み物を好む方や冷えやすい体質の方は、花粉症でなくても飲んでみてはいかがでしょうか?
 しかし注意点として花粉症の患者といっても様々な症状、
体質がありますので、きちんと自分に合った漢方薬の処方を服用することが重要です。 
自分で体質の判断に自身の無い方は身近にある漢方に理解のあるクリニックや
相談薬局で体質に合った処方を出してもらうことをお勧めします。
 一般的に花粉症の場合、抗アレルギー薬を使うことが多いと思いますが、
抗アレルギー薬は眠くなったりする副作用があります。
 しかし漢方薬の場合そのような心配はありませんので、
安心して服用することができます。 
 このように漢方薬は体質にきっちり合えば、副作用もなく、
体質改善や体質を強化し病気になりにくい身体にしてくれるなど様々なメリットがありますので、
 是非とも皆さんの日々の生活に取り入れて頂きたいと思います。
 ◎花粉症の予防、体質改善の食生活とは?
 花粉症は生命に危険が無く、軽い病気と考えられがちですが、それは大きな間違いです。 
 そもそもそのような症状が出るのは、生活習慣や食習慣が間違っていることを身体が教えてくれているのであって、 
それを無視して対症療法のみで生活習慣を変えなければ、
せっかくの身体の危険を知らせてくれている信号を無視した代償は大きな病や慢性病の形で必ず将来自分自身に返ってきます。
中国のある中医師の発表した論文にこのようなものがありました。 
 それは多くの中国人が米国に移住したのを追跡調査した結果、 
食習慣が変わり、ナマモノを多く食べ、冷たい飲み物を好んで飲んだりした結果、
これらの人々の多くが2年後に花粉症になったというものでした。 
 ※ここでいう冷たい飲み物とは、冷えた飲み物全般のことですが、
特に冷やす性質の強いアイスコーヒーや生ビール、アイスクリーム、アイスフルーツは取り過ぎに要注意です。
 このように物事には必ず原因があり、
自分自身の身体に現れている変調の原因を探り改善することは非常に重要なことだと思います。
 百の治療よりも一の予防の方が遥かに簡単です。
 毎年、花粉症や皮膚のアレルギーに悩んでいる方はこれから体質改善に取り組んでみてはいかがでしょうか?
 以上です。 
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 やはり自分の体質が原因で花粉症になっている・・・
 
自分の食習慣や生活習慣に問題があるのですね。
 
カラダってホントによくできている!
 
 
冬にため込んだ毒出しを花粉がしてくれているということ。
 
 
 これ、確か進藤義晴さんの講義録にも書いてあったような・・・
 
 
 冬に食べまくり、ごろごろして運動不足になり、と冬は悪循環になりがちですよね。
 
 
多少太っても「冬だから仕方ない」と 自分を甘やかしていました。
 
 
昨年末から今年にかけてはコロナ禍真っ只中でしたので
 
余計に身動きがとれず体に滞りがある方が多いのではないでしょうか。
 
 
 まず冷たい飲み物を飲まないこと・・・これは1年中心がけたいですね。
 
 
春は毒だしの季節!
 
苦い葉物などもデトックスに最適ですので
 
冷えとり健康法プラス苦い野菜も取り入れて花粉症にならないよう体質改善を心がけたいです。
 
 
 ではでは。
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